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Q&Aコーナー
(よりよい睡眠を考える会 市民公開講座より)
Q
老人ホームで不眠の人が多く困っています。
 
A
年をとるにつれて、昼夜のメリハリがはっきりしなくなり睡眠時間は短くなってしまうので、(不眠がちになってしまうのは)やむを得ません。一般に、老人ホームでは消灯時間が早く、また夜遅くにごそごそしてはいけないと他人に気を遣うことで、いっそう不眠が意識されてしまう傾向にあるようです。
まず、天気のよい日にはなるべく外出して太陽の光をたっぷり浴び、生活にメリハリをつけるように心がけましょう。そして、不眠に対して心配なことがあれば、遠慮なく医師に相談してみましょう。医師と対話するだけで、眠れずにもやもやしていた気分が晴れることもあります。又、就寝時刻は人それぞれです。消灯後もご楽室など自由に眠くなるまで過せる部屋の設置も検討ください。

Q
現在、睡眠薬を飲んでいますが、午後7時に就寝して午前2時に目が覚めて困っています。何かよい方法を教えてください。
 
A
不眠といってもいろいろなタイプがあり、そのタイプに応じて睡眠薬を選択することになります。まず医師に、あなたの不眠のタイプを診断してもらい、最適な睡眠薬を処方してもらうことが大切です。ですから、是非もう一度十分に不眠の状態を主治医に伝えてみてください。また、高齢者では、若い人に比べて薬の効果が現われるまでに時間がかかる傾向がありますので、服用する際には自分に適した服用時間を工夫することも考えましょう。また、極端に睡眠時間帯が早すぎるのも気がかりです。この点についても医師と相談しましょう。

Q
睡眠薬はボケたり癖になったり身体に悪影響はないのでしょうか?
 
A
これは、まったく根拠のない話です。睡眠薬の影響が翌朝まで残って、ボーっとしてしまうことがあるかもしれませんが、これは、いわゆる「頭がボケる」とは全く意味が違います。
また、現在一般に使われているベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、長期間続けて飲んでも著しい習慣性はないことがわかっていますので、ご安心ください。ただし、薬はあくまでも医師の指示にしたがって飲むことを守りましょう。

Q
睡眠に関する悩みは何科に行けば診てもらえるのですか?
 
A
睡眠障害の専門医にかかるのがベストですが、現在はまだ数はそれ程多くありません。ある程度大きい病院へ行く場合は、精神科、精神神経科もしくは心療内科にかかるのがよいでしょう。また、近所のかかりつけの医師でも、症状を話せば、とくに診療科目を問わず、睡眠薬の処方せんを書いてもらうことはできます。ただし、自分勝手に服用したり中止したりしてはいけません。必ず、医師の指示どおりに服用することが大切です。また、他の病気の治療で薬を飲んでいる人は、夜眠れないという症状があったら、そのことを医師に相談するとよいでしょう。薬の種類を変えてくれたり、飲み方をアドバイスしてくれるはずです。
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